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外貨MMFを使えば、米国株の配当を効率よく運用できる!

米ドル 結論から言うと、米国株の配当金を米ドル(預り金)のまま置いておくくらいなら、米ドルMMF(マネー・マーケット・ファンド)にしておく方が圧倒的にお得で合理的です。

 米国株や米国ETFを保有していると、年4回ほど配当金(分配金)がドルで入金されます。この配当金、次に買う銘柄が決まるまで証券口座にそのまま置きっぱなしになっていないでしょうか。

 楽天証券では「配当金の米ドルMMF自動買付設定」機能が提供されているため、一度設定しておけば手間もほとんどかかりません。

 ※米ドルMMFの利回りは2026/07/21時点で楽天証券3.194%(税引前)。各社の比較は米ドルmmfの金利・手数料比較をご覧ください。

米ドルのまま放置(預り金) 米ドルMMF
利息・利回り ほぼゼロ(利息がつかない) 年3.194%(税引前)
米国株の買付 そのまま使える 解約せずそのまま充当できる
購入時の手数料 無料(買付手数料0円)
信用取引の保証金 使える(現金扱い) 対象外(売却すれば可)
元本保証 なし(為替変動あり) なし(為替変動あり)

米ドルMMFにする最大のメリット

1. 「金利のつき方」が全く違う

 同じ「ドルで持っている」状態でも、置き場所によって金利の付き方はまったく違います。

  • ドルのまま放置(預り金)…金利はほぼゼロ(利息がつかない)
  • 米ドルMMF…米国の短期国債などで運用されるため、年3%台(2026/07/21時点で楽天証券3.194%、税引前)の利回りが得られる

 受取配当金をそのままドル口座に放置していると「機会損失」になりますが、MMFに移すだけで配当金自体がさらに利息を生んでくれます

 たとえば1万ドルの配当金を1年間置いておいた場合、預り金のままなら増えるのは0ドル。年3.194%のMMFに入れておけば、税引前で数百ドルの分配金になります。何もしないことのコストは、決して小さくありません。

2. 再投資するときもシームレスに使える

 外貨MMFというと「解約に手間がかかるのでは?」と思うかもしれませんが、その心配は不要です。

 MMFを解約(売却)する手間をかけなくても、そのまま次の米国株や米国ETFを買うための買付代金(外貨決済)に充当できます。

 つまり「使いたいときにすぐ使える現金同然の状態」を保ったまま、金利だけを受け取れるということです。「次に買いたい銘柄が決まるまでの待機資金置き場」として非常に優秀です。

3. 楽天証券なら「自動買付」で放ったらかし可能

 配当金が入金されるたびに手動でMMFを買うのは面倒ですが、楽天証券なら設定で解決できます。

 米国株式の配当金受取方法を「外貨建てMMFで受取り」にしておけば、入金日に自動で米ドルMMF(ノーザン・トラスト・米ドル・リクイディティ・ファンド/楽天・米ドルMMF)を買い付けてくれます。購入手数料もかかりません。

 このサービスは2025年12月21日開始で、配当金だけでなく米国株式の売却代金を自動でMMF買付に回す設定も用意されています。売却してから次の銘柄を決めるまでの資金も、遊ばせずに済むということです。

 ※米国株式配当金・売却代金による米ドルMMF自動買付サービス|楽天証券のお知らせ参照。

 一度設定してしまえば、あとは放ったらかしでOK。「設定した人だけが得をする」タイプの機能なので、米国株を保有しているなら真っ先にチェックしておきたいところです。

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注意しておくべきデメリット・注意点

 メリットが大きい一方で、以下の点だけ頭に入れておくと安心です。

為替リスクは変わらない

 MMFにしたからといって円高・円安の影響は消えません。ドルのまま持っていても同じですが、円換算での評価額は変動します。年3.194%の利回りは、為替が数円動けば消えてしまう水準だということは意識しておきましょう。

元本保証ではない

 極めて安全性の高いいわゆる「ローリスク商品」ですが、投資信託の一種であるため、預金のような元本保証はありません。とはいえ、格付けの高い短期の米国債などで運用されるため、値動きのリスクは株式や債券ファンドと比べればごくわずかです。

信用取引の代用有価証券にはならない

 見落としがちなのがこの点です。外貨建てMMFは、米国株式信用取引の代用有価証券(保証金)の対象外です。

 楽天証券の米国株式信用取引で保証金として認められるのは、現金(米ドルまたは円)と、現物で保有している米国株式・ETF・ETNだけ。米ドルの預り金なら保証金としてそのまま使えますが、MMFに変えてしまうと保証金としてはカウントされません。

 ※米国株式信用取引のルール|楽天証券参照。

 もっとも、MMFを売却すれば米ドル預り金に戻せるので、保証金不足を補うこと自体は可能です。
 とはいえ、米国株の信用取引をしていて、配当金を保証金の余力として当てにしている人は、自動買付設定をオンにする前にひと呼吸置いたほうが安全です。追証が発生したタイミングでMMFのままだと、売却の手間がワンクッション入ることになります。

 信用取引をしていない(現物のみの)人であれば、実質的にデメリットはありません。

米国の利下げ局面では利回りが下がる

 MMFの利回りは米国の政策金利に連動します。今後FRBが利下げを進めると、MMFの利回りも徐々に下がる仕組みになっています。購入時の利回りがずっと続くわけではありません。

 実際に利回りがどう動いてきたかは、外貨MMF利回り(金利)推移表でグラフと表で確認できます。
 外貨MMF全般のリスクはデメリットとリスクにまとめています。

どんな人におすすめ?

 米ドルMMFでの配当金運用が向いているのは、次のような人です。

  • 次回投資までの間、配当金をドルで保有し続けたい人(無駄なく運用できる)
  • 配当金を円に一々戻さず、米国株の再投資に回している人
  • 米国ETFの分配金が少額ずつ積み上がっていく人

 逆に、「配当金が入ったらすぐ日本円に換金して生活費や国内株に使う」というスタイルの場合は、わざわざMMFを経由させず直接円に換算した方がスムーズです。

 受取配当金をドル建てもしくは再投資用としてストックしていく運用であれば、「自動買付設定をオンにして米ドルMMFで運用する」のが最も効率的と言えます。

米国株の配当金運用に使いやすい証券会社

楽天証券

楽天証券

配当金の米ドルMMF自動買付に対応
米ドルMMF利回り:3.194%、手数料25銭

 米国株の配当金・売却代金を、自動で米ドルMMFの買付に回せるのが楽天証券です。
 受取方法を「外貨建てMMFで受取り」に設定するだけなので、あとは放ったらかしで待機資金が運用されます。買付手数料は無料です。

 米ドルMMFは10通貨単位から買えるため、少額の配当金でも無駄になりません。米国株・米国ETFの取扱いも豊富で、再投資までを1つの口座で完結できます。

米ドル 南アフリカ トルコ
3.194%
25銭
5.944%
25銭
36.265%
15銭

 楽天証券の外貨MMFの詳細はこちら

 ※米ドルMMF自体の利回り・為替手数料は米ドルmmfの金利・手数料比較で全社比較しています。為替手数料の安さでは三菱UFJ eスマート証券(20銭)が有利ですが、配当金の自動買付設定があるのは楽天証券です。

配当金をMMFにしたときの税金は?

 米国株の配当金は、米国で10%が源泉徴収されたうえで、日本でも20.315%が課税されます(二重課税分は確定申告の外国税額控除で取り戻せる場合があります)。

 その手取りの配当金でMMFを買い付けるので、MMFにしたからといって配当課税が増えることはありません。

 MMF側では、分配金(利子)が源泉分離課税、売却時の為替差益が申告分離課税の対象になります。詳しくは外貨MMFの税金をご覧ください。
 なお、外貨MMFはNISAの対象外です(外貨MMFでNISAは使えるのか)。

米国株の配当金×米ドルMMFのよくある質問

 Q. 米ドルのまま置いておくと利息はつきませんか?
 A. 証券口座の外貨預り金には基本的に利息はつきません。米ドルMMFに移せば年3.194%(税引前)で運用されるので、置きっぱなしは機会損失になります。

 Q. MMFにすると米国株の買付に使えなくなりますか?
 A. 使えなくなりません。解約手続きをしなくても、そのまま米国株・米国ETFの外貨決済の買付代金に充当できます。

 Q. 自動買付の設定はどこでしますか?
 A. 楽天証券の場合、米国株式の配当金受取方法を「外貨建てMMFで受取り」に変更します。売却代金についても別途MMF自動買付設定が用意されています。

 Q. 為替リスクはなくなりますか?
 A. なくなりません。ドルで持っている点は同じなので、円換算の評価額は為替レートで変動します。

 Q. 元本保証ですか?
 A. 元本保証ではありません。安全性の高い商品ですが、投資信託の一種です。

 Q. 信用取引の代用有価証券(保証金)にはなりますか?
 A. なりません。米国株式信用取引の保証金になるのは現金(米ドル・円)と現物の米国株式・ETF・ETNのみで、外貨建てMMFは対象外です。MMFを売却して米ドル預り金に戻せば保証金として使えます。

 Q. 利下げが進んだらどうなりますか?
 A. 米ドルMMFの利回りはFRBの政策金利に連動するため、利下げが進めば利回りも下がっていきます。利回り推移表で実際の推移を確認できます。

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