外貨MMFの取扱いがある通貨の政策金利一覧

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 外貨MMFの金利の根拠になるのは、各国の政策金利です。トルコリラ、南アフリカランドなどの金利が高いのは、国の政策金利が高いからです。

 最新の各国の政策金利を一覧でまとめました。上が高金利通貨、下がアメリカ、ユーロなどの主要通貨です。

 国名をクリックすると、証券会社ごとの金利の一覧を見る事ができます。

 直近の政策金利の動きとしては、コロナウイルスの世界的拡大に伴う利下げです。

 2020年に入り、1.75%で推移していたアメリカも、2020年3月4日に急遽1.25%の利下げとなりました。

 カナダも0.50%の利下げで1.25%、オーストラリアも0.25%の利下げで0.50%と、利下げが続いています。

 リーマンショック級の世界的な株安が続いているので、各国の利下げは続きそうです。

 株安でかなりの円高となり、2020年2月21日に112.25円だったドル円が、3月9日には、一時101円50銭あたりをつけました。

 100円割れかと思われたのですが、有事のドル買いということもあり、現在は、107~110円あたりで推移しています。

トルコ 南アフリカ ニュージーランド オーストラリア
9.75% 5.25% 0.25% 0.25%
-1.00% -1.00% -0.75 -
2020/3更新 2020/3更新 2020/3更新 2020/4更新
米ドル ユーロ カナダ 日本*
0.25% 0.00% 0.25% -0.10%
-1.50% - -1.50% -
2020/3更新 2020/3更新 2020/3更新 2020/3更新

*目安として日本の政策金利も表示しています。

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外貨MMFの金利と政策金利の関係

 外貨MMFは、外貨建ての短期型の公社債投資信託になります。そのため、外貨預金と比べると、一般的に金利が高く、短期型のため、その金利(配当金)は、政策金利の動きに連動します。

 ただ、投資信託の一種であるため、各国の政策金利の利率と、外貨MMFの金利はイコールにはなりません。

 外貨MMFは、政策金利の動きに機敏に反応するため、利率の面では、各国の金利が上昇する場合には、有利に働きますが、金利が下落する局面、利下げサイクルに入る流れの場合は、不利になります。

 金利が下落する局面では、利息が固定されるタイプの投資商品である、満期が長い外貨定期預金や、外債などが有利になります。

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