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大和証券の外貨MMFは「ダイワ外貨MMF」米ドル建ての1本のみ

 大手対面証券の一角である大和証券が取り扱う外貨MMFは、「ダイワ外貨MMF 米ドル建て」の1本だけです。豪ドルや南アフリカランドといった高金利通貨の外貨MMFは扱っていません。

 まず、米ドルMMFの利回りと為替手数料を他社と比べてみます。

 ※利回り・為替手数料は2026/08/03調べです。

証券会社 米ドルの利回り 為替手数料(片道)
大和証券 3.014% 最大50銭
三菱UFJ eスマート証券 3.1025% 20銭
楽天証券 3.2000% 25銭
SBI証券 3.3266% 25銭
野村證券 3.069% 50銭

 正直なところ、利回り・為替手数料のどちらもネット証券に見劣りします。為替手数料はネット証券の2倍以上で、利回りも高いほうではありません。
 これから外貨MMFだけを新しく始めるのであれば、利回り比較のトップページで挙げているネット証券のほうが有利です。
 一方で、すでに大和証券で外国株式や外国債券を持っている人には、後述する自動買付サービスという明確な使いどころがあります。

豪ドル・南アランド・トルコリラの取扱いはない

 「大和証券の外貨MMFで豪ドルを買いたい」という検索が多いのですが、現在ダイワ外貨MMFに豪ドル建てはありません。取扱いは米ドル建ての1通貨のみです。

 通貨ごとに、どこで買えるかを整理すると次のとおりです。

 ・豪ドルNZドル…現在は野村證券のみ
 ・南アフリカランドトルコリラ…三菱UFJ eスマート証券・楽天証券・SBI証券・マネックス証券のネット証券4社
 ・米ドル…大和証券を含むほぼ全社

 なおユーロ建ての外貨MMFは、現在どの証券会社でも取り扱いがありません。

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為替手数料は片道最大50銭※ネット証券の2倍以上

 大和証券で外貨を売買するときの為替レートには1米ドルあたり片道最大50銭のスプレッドが含まれます。
 仲値が1ドル=100円だったとすると、買うときのレートは100円50銭、売るときは99円50銭になる、という仕組みです。

  大和証券 三菱UFJ eスマート証券
片道の為替手数料 最大50銭 20銭
往復 最大1円 40銭
元本に対する負担
(1ドル160円で計算)
約0.63% 約0.25%

 米ドルは1ドル=160円前後(2026年7月時点)と単価が大きいため、南アフリカランドのような単価の小さい通貨に比べれば手数料の負担率そのものは軽めです。それでも往復で約0.4ポイントの差は、利回りの差(各社0.1〜0.3ポイント程度)より大きくなります。

 100万円を1年運用した場合、往復の為替手数料はネット証券なら約2,500円、大和証券なら約6,300円。差額の約3,800円は、利回りが0.38%上乗せされるのと同じ意味を持ちます。
 ※為替手数料が大事な理由も参考にしてください。

買付は1,000口(約1,600円)から※手数料は無料

 ダイワ外貨MMFの1口あたりの元本は1米セントです。申込単位は次のとおりです。

申込単位(店頭) 1口以上1口単位
申込単位(インターネット) 1,000口以上1口単位
1,000口はいくら? 10米ドル=約1,600円(1ドル160円換算)
購入時手数料 無料
解約手数料 無料

 少額から買える点は他社と大きく変わりません。購入時手数料・解約手数料がかからないのも外貨MMF共通で、実質的なコストは前述の為替スプレッドだと考えてください。
 分配金は受け取らず再投資される仕組みです。日々の運用実績に応じて分配され、複利で増えていきます。

配当金・利金を自動で運用できる※大和証券ならではの強み

 大和証券の外貨MMFで注目したいのが自動買付サービスです。次の2つの仕組みを使うと、受け取った資金が自動的にダイワ外貨MMFの買付にまわります。

サービス 自動買付の対象になる資金
受取りらくらくサービス 上場株式等の配当金、債券の利金、投資信託の分配金
外貨ハイパック 外国債券・外国投資信託の償還金

 このサービスの価値は、単なる手間の削減だけではありません。円に換金せず外貨のまま買い付けるため、為替スプレッドがかからない点が本質です。
 外貨で受け取った配当金や利金をいったん円に替え、また外貨に戻す……という往復の為替手数料が丸ごと不要になります。片道50銭というスプレッドの重さを考えると、この差は小さくありません。

 外国債券の利金や償還金を待機させておくと、その間はまったく利息が付きません。それを自動的に利回り3.014%(2026/08/03時点)のMMFで運用できるので、大和証券で外債・外国株を保有している人にとっては素直に使えるサービスです。

 ※同じ発想を楽天証券の米国株配当で行う方法は米国株の配当金は米ドルMMFで運用が効率的にまとめています。

取引時間・解約のルール

 外貨MMFに満期はなく、取引日であればいつでも解約(売却)できます。ただし外貨MMFは海外で運用されるファンドなので、日本の営業日でも取引できない日があります。

 ・管理会社が定める取引日以外の日は取引できません(米国の祝日など)
 ・為替レートは平日9:00〜16:00の間、原則として15分ごとに見直されます
 ・為替相場が急激に変動した場合、取引が停止されることがあります

 連休をはさむ時期は約定日・受渡日がずれるので、資金を使う予定がある場合は余裕をみておくと安全です。買い方・売り方の一般的な流れは外貨MMFの買い方・売り方で詳しく解説しています。

 売却して利益が出た場合の税金は、分配金が源泉分離課税、為替差益が申告分離課税です。特定口座なら確定申告は不要になります(外貨MMFの税金)。

大和証券の外貨MMFが向く人・向かない人

 向いている人
 ・すでに大和証券で外国株式・外国債券を保有していて、配当金や利金の置き場所を探している人
 ・外貨ハイパックで外債の償還金を待機させたくない人
 ・対面で担当者に相談しながら取引したい人

 向いていない人
 ・外貨MMFを新規に、コスト重視で始めたい人
 ・南アフリカランドトルコリラなど高金利通貨を狙いたい人
 ・積み立てで少額ずつ買っていきたい人

 要するに、大和証券の外貨MMFは「単体で選ぶ商品」ではなく「大和証券の口座を使っている人の資金の受け皿」と考えるのが実態に合っています。

コスト重視ならネット証券

三菱UFJ eスマート証券

米ドルの為替手数料が20銭と最安水準

 米ドルの為替手数料が片道20銭で、大和証券の半分以下。往復で60銭以上の差がつきます。
 高金利で人気のトルコリラ、南アフリカランドの取扱いもあるので、通貨の選択肢という面でも有利です。

米ドル 南アランド トルコリラ
3.1025
20銭
5.9339
25銭
35.8503
25銭

ダイワ外貨MMFの利回り推移

 大和証券を含む証券会社別の米ドルMMF利回りは、外貨MMF利回り(金利)推移表で毎週記録しています。
 各社の利回りが横並びで動いているのか、大和証券だけ低い水準が続いているのかは、単発の数字より推移で見たほうがはっきりします。判断の材料にしてください。

大和証券の外貨MMFについてよくある質問

 Q. 大和証券の外貨MMFで豪ドルは買えますか?
 A. 買えません。ダイワ外貨MMFの取扱いは米ドル建ての1通貨のみです。豪ドル建ての外貨MMFは現在野村證券が取り扱っています。南アフリカランドやトルコリラも大和証券では取り扱いがありません。

 Q. 大和証券の外貨MMFの為替手数料はいくらですか?
 A. 米ドルの為替スプレッドは片道最大50銭です。仲値が1ドル100円なら買為替100円50銭、売為替99円50銭になります。ネット証券は片道20〜25銭が主流です。

 Q. ダイワ外貨MMFはいくらから買えますか?
 A. 1口の元本が1米セントで、インターネット取引では1,000口以上1口単位です。1,000口=10米ドルなので、1ドル160円前後なら約1,600円から買付できます。

 Q. 大和証券の外貨MMFはいつでも解約できますか?
 A. 満期はなく、取引日であればいつでも解約できます。購入時手数料・解約手数料は無料です。ただし管理会社が定める取引日以外は取引できないため、米国の祝日などをはさむ時期は注意してください。

 Q. 配当金や利金を自動で外貨MMFにできますか?
 A. できます。受取りらくらくサービス(配当金・利金・分配金)と外貨ハイパック(外債・外国投信の償還金)で自動買付が可能です。円に換金せず外貨のまま買い付けるので為替スプレッドを節約できます。

 Q. NISA口座で買えますか?
 A. 外貨MMFはNISAの対象外です。詳しくはNISA口座で外貨MMFは取扱い可能?をご覧ください。

 ※本ページは2026/08/03時点で大和証券が公開している情報をもとにまとめています。取扱通貨・手数料・申込単位などの条件は変更されることがあります。実際に取引する前に、ダイワ外貨MMF 米ドル建て|大和証券および投資信託説明書(交付目論見書)で最新の条件を確認してください。

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