外貨MMF取り扱い会社別利回り比較(2017/08/15調べ)

 低金利の時代に、外貨での運用を考えている人も多いと思います。日本はゼロ金利に近い利率で、銀行預金に何の意味もないような状況ですが、海外では高金利の通貨があります。
 外貨MMFなら、海外の高金利の通貨に少額から投資ができます。

 そこで、外貨MMFが取引できる会社ごとに通貨別の利回り、手数料を調べました。メジャーな取引通貨は米ドルですが、金利を狙うのであれば、10%超えのトルコリラ、6%超えの南アフリカランドがねらい目です。カブドットコム証券、楽天証券、SBI証券、マネックス証券での取扱いがあります。
※マネックス証券では、8/4よりトルコリラ、南アフリカランドの取り扱いが開始となりました。
()内の数字は為替手数料です。利回りの単位は%です。
※証券会社名をクリックすると、詳細を見ることができます。

豪ドル NZドル 南アランド
ドル カナダ トルコリラ
カブドットコム証券 1.02(60銭) 1.28(60銭) 6.49(25銭)
0.91(20銭) 0.43(60銭) 10.66(2円)
楽天証券 1.022(70銭) 1.277(70銭) 6.491(30銭)
0.912(25銭) 0.432(80銭) 10.675(2円)
SBI証券 1.022(1円) 1.277(1円) 6.491(50銭)
0.912(25銭) 0.432(80銭) 10.658(2円)
マネックス証券 1.022(70銭) 1.277(70銭) 6.436(30銭)
0.912(25銭) 0.432(80銭) 10.675(2円50銭)
野村證券 1.148(80銭) 1.318(1円) 6.080(50銭)
0.676(50銭) 0.348(1円) -
SMBC日興証券 1.022(1円) 1.277(1円) -
0.912(50銭) 0.438(1円) -
大和証券 1.022(1円) 1.184(1円) -
0.866(50銭) 0.497(80銭) -
松井証券 - - -
0.798(20銭) - -

外貨MMFとは?外貨預金、FXと比べた場合のメリット

 外貨MMFはManey Market Fundの略で、ドル、ユーロ、豪ドルなどの外貨で運用する投資信託のことです。

 外貨投資をする際の一般的な投資先に、外貨預金、FXなどがありますが、外貨預金よりも最低10通貨と少額から投資でき、手数料が安く、金利が10%超えのトルコリラや、6%超えの南アフリカランドにも投資ができます。なおかつ、FXよりもローリスクな商品になります。
 つまり、外貨MMFのメリットは、少額から投資できるところと、手数料が安いところ、そして高金利通貨に投資できることになります。

 外貨預金と比べると、外貨MMFは、利率でも手数料でも有利な商品ですが、FXと比べると、少しデメリットも出てきます。
 基本的には、同じ通貨を取引する場合、FXの方が手数料が安くなります。また、レバレッジをかけることで、リターン(利益)を2倍、3倍にすることもできます。

 ただ、リターンがアップするということは、同じようにリスクもアップします。FXは、投資を失敗した時の被害が大きく、投資資金自体がなくなる場合もあります。

 リスクの点を考えると、外貨MMFは安全です。レバレッジをかけることができないので、投資資金がなくなるということはありません。

 FXよりもローリスクで、少額投資ができ、なおかつ高金利通貨に投資できることから、外貨MMFは初心者におすすめの外貨投資商品と言えます。

外貨MMFにおすすめの通貨

 外貨投資の目的のほとんどが金利の高い通貨に投資したいということだと思います。外貨MMFも高金利通貨に人気が集まります。

 以前は、豪ドル、ニュージーランドドルといった通貨が高金利で人気だったのですが、金利が政策金利が2%以下に落ち、金利も悪くなりました。

 かわって人気が出てきているのが新興国の通貨、トルコリラ、南アフリカランドです。ともに高金利で、トルコリラは8%超え。複利運用すれば、10年で倍になるほどの高金利。

 外貨MMFでは、カブドットコム証券、楽天証券、SBI証券などに取扱いがあります。

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外貨MMFの取り扱い口座を選ぶポイント

 外貨MMF投資をする場合、証券会社に口座を開く必要があります。大手であれば基本的に取扱いがありますが、同じ米ドルの取引であっても、利率や手数料が違ったりします。注意して選ばないと損をすることになります。

 ポイントとなるのは、手数料が安いこと、利回りが高いこと、そして少額から投資ができることです。

 手数料の安さはもっとも大事なことです。利率の方に目がいってしまいがちですが、手数料は往復かかります。例えば1円の手数料を払う場合、その元をとるだけに何年も運用しないといけないケースも出てきます。
→外貨MMFは、利回りよりも為替手数料が大事な理由はこちら

 次は利回りの高さです。海外の通貨でも利率の安い通貨があります。米ドルなどは1%に満たない利率です。狙うのであれば高金利の通貨。ただ、どの会社でも取り扱っているわけではありません。利回りの高い通貨の取扱いがある会社を選ばないといけません。

 最後が少額から投資できることです。これについては、ほぼすべての会社で1万円程度からの投資が可能なので大丈夫です。特に楽天証券とSBI証券は10通貨からの投資が可能。積立などで、こまかく通貨を分散したい場合には便利です。

おすすめの証券会社

カブドットコム証券

為替手数料が安い。トルコリラも可!

カブドットコム証券は、為替手数料の安さが光る会社です。
 外貨MMFは、利回りだけに目が行きがちですが、トータルを考えると、手数料の安さは、ばかにできません。売買に手数料がかかることを考えると、利回りの面でもかなり有利。高金利のトルコリラ、南アフリカランドに投資が可能です。

豪ドル NZドル 南アランド 米ドル トルコリラ
1.02
60銭
1.28
60銭
6.49
25銭
0.91
20銭
10.66
2円

楽天証券

10通貨から投資可能!

 少額投資するならおすすめの口座が楽天証券。
 高利回りの通貨、トルコリラ、南アフリカランド、豪ドル、NZドルに投資ができ、利率の高さも光ります。また、外貨mmfを小額の10通貨からの投資が可能。
 外貨MMF以外でも、1000円から積み立て投資ができる投資信託、純金積立など総合力の高い口座です。

豪ドル NZドル 南アランド 米ドル トルコリラ
1.022
70銭
1.277
70銭
6.491
30銭
0.912
25銭
10.675
2円

SBI証券

楽天とほぼ同スペック。選択肢の広さが自慢

 SBI証券も外貨MMFで人気の会社です。外貨MMFの利回りも主要な口座のなかでは高めで、10通貨からと低額で投資が可能です。
 若干、為替手数料が高いことで順位を下げましたが、申し分ないスペック。また、同じ通貨でも、複数の商品を取り揃えているので、楽天とほぼ同スペックでも、より利率が高い外貨MMFを選択可能です。
 外貨MMF以外でも、外債を中心とする債券に強く、特に独自で発行されるSBI債は、すぐに売り切れる人気商品です。

豪ドル NZドル 南アランド 米ドル トルコリラ
1.022
1円
1.277
1円
6.491
50銭
0.912
25銭
10.658
2円

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外貨MMFで積立投資をするならこの証券会社

 小額から取引できるのが外貨MMFのメリットのひとつです。楽天、SBI証券なら10通貨から取引ができるので、数百円単位で外貨の積立ができます。ただ、毎月積立を行うのであれば、自動積立などの仕組みがあった方が楽チンです。

 自動であれば、なるべく安いときに買いたいと思ってるうちに買う機会を逸したなどの心配もありません。ある程度、定期的に買えば、レートが下がったとしてもドルコスト平均法の考え方で、平均コストを下がるので長期投資では正しい考え方になります。

 自動積立ができる会社は、下記の表の3社です。最低投資金額で考えると、SMBC日興証券がトクです。実際、同社の投信つみたてプランのランキングの上位に米ドルのMMFが入っています。ただ、手数料で考えると、カブドットコム証券がおすすめです。長期に積み立てることを考えても、手数料が安いに越したことはありません。
 どうしても毎月の積立金額を少なく済ませたいのであれば、自動ではないものの手数料が安く10通貨から取引できる楽天証券が狙い目です。

証券会社 最低投資額 対象通貨 その他
カブドットコム証券 1万円~ 米ドル、豪ドル、NZドル、カナダドル、南アランド、トルコリラ 年2回ボーナス時の増額対応あり。
証券口座だけでなく銀行口座からの自動引き落としにも対応。
SBI証券 5,000円~ 米ドル、豪ドル、NZドル、カナダドル、南アランド、トルコリラ 年2回ボーナス時の増額対応あり。
SMBC日興証券 1,000円~ 米ドル、豪ドル、NZドル、カナダドル 証券口座だけでなく銀行口座からの自動引き落としにも対応。

外貨MMFの為替差益は課税されます

 2015年中は、外貨MMFの為替差益は非課税となっていました。外貨MMFで課税される税金は、利子分だけだったので、基本的には確定申告がいらず、それも外貨MMFのメリットのひとつとなっていました。

 ただ、2016年1月より施行された税制改正により、為替差益にも課税されるようになりました。ただ、すべてが悪くなったわけではありません。

→外貨MMFの税金(為替差益に対する課税方法)について

外貨MMFのNISAの取り扱いについて

 外貨MMFの為替差益が課税の方向になったのと同時に、一時期、NISAに対応するようになるのでは?との話がありました。NISAについてくわしくは、日本証券業協会の「みんなにいいさ!NISAがいいさ!」をご確認ください。
 外貨MMFがNISAの対象となるのは、ゆくゆくはその方向かもしれませが、2016年の現時点においては、まだ外貨MMFはNISAの対象となっていません。

→外貨MMFのNISAの取り扱い

管理人のわたしが使っている外貨MMFの口座

 外貨MMFは、投資信託の一種なので、大手であれば、ほとんど取扱いがあります。
 ただ、手数料、取扱い通貨、利率、投資最小金額などに違いがあるので、そこはしっかり抑えておく必要があります。

 そこで、管理人であるわたしが使っている口座ですが、カブドットコムをメインに、楽天をサブという形で使っています。
 カブドットコムを使う理由は、カンタンで手数料が安いから。外貨MMFの運用については、基本的には利回りが高いのを知ってやりはじめたのですが、為替相場が動いて、為替差益が出た場合、利率よりも差益分の方が大きくなります。
 1年間運用した場合、利率のいい南アフリカランドで4%程度の利回りでまわりますが、為替差益だと、5円程度あがれば、利益的には大きくなります。

 今回のアベノミクス相場でも、いくらかドル円を持っていたのですが、最安80円くらいからこの1年間で100円を超えるなど、20円上がったわけですから、その差益の大きさが分かるかと思います。
 運用法としては、そんなに大きな金額をかけることができないので、積立運用していたのですが、下げていたときに積み立てていた分、報われた感も大きかったわけです。

 そういうわけで、為替差益の方が利益率が高いので、為替手数料が高いカブドットコムがメインになっているという感じです。

 次にサブ口座が楽天の理由ですが、それは、10通貨単位と少額から投資ができるからです。毎月1万円程度の積立をしているわけですが、ちょっと余裕ができた場合、5000円とかそれくらい分、追加するときがあります。そういう場合には、楽天がぴったりです。
 南アフリカランドなど利回りが基本的に高い通貨の取扱いがあるのもいいところですし、楽天銀行の口座もあるので、連携しやすいのも理由のひとつです。SBI証券もいいのですが、外貨MMFの手数料が安い分、楽天って感じです。

 わたしの場合は、少しずつ積み立てる感じなので、ネット系の2社ですが、大きめの金額を預けて、売買をそれほどしないのであれば、野村證券もいいかなとは思います。利回りが常に高いですから・・・、ただ手数料の高さは気になりますけどね

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